フリーランスとして働くために理解しておくべきこと

企業に属さないフリーランスといった働き方は、自由度が高いとみなされ、希望する人も多い。
しかし、自由度が高いということは、その分、伴う責任も重くなるということだ。そういった部分をよく検討せずにフリーランスになると、上手く成果をあげられなかったり、希望していた働き方ができなかったり、苦労することになりかねない。
そのためフリーランスの特徴を理解した上で、向き不向きを検討することが大切である。

まず押さえておくべきことは、仕事内容だ。
フリーランスでは、企業の様々な部署が担当している仕事を全て自分1人でこなさなければならない。仕事を取りに行くのも自分、仕事をするのも自分、仕事のスケジュール管理やチェックはもちろん、契約書の作成から会計処理にいたるまで全てを自分自身で行う必要がある。
このように、自分のやりたい作業だけに専念できるわけではないので注意が必要だ。

また、収入面についてもしっかり把握しておきたい。
フリーランスでは、仕事の報酬が収入となる。稼ぎが良い場合には高収入を期待できるものの、仕事がない場合は当然収入がゼロになる。最低賃金といった保障やボーナスはなく、収入は仕事の需要によって変動するのが特徴だ。

収入に関しては、手続きが増えることも理解しておく必要がある。
フリーランスでは確定申告をはじめ、社会保険料の支払いなど、全ての手続きを自分で行わなければならない。手間となることも多いが、避けては通れないので慣れることが大切だ。

このように、フリーランスになると、1人で何役もこなし、仕事を進めていくこと必要がある。そのため、バランス良く必要な仕事をこなして主体的に動ける人ほど、フリーランスに向いているといえるだろう。